『観察力』
- エース
- 本日は知って得するコミュニケーション術について、観察力、薬歴の読解力、会話力の3つの方向から、ベテラン薬剤師のAさんに伝授していただきたいと思います。よろしくお願いします!
- Aさん
- 結構プレッシャーですね、本当に私でいいんでしょうか(汗)なるべくみなさんのお役に立てるように頑張ります。
- エース
- 大丈夫です、ベテランオトコ薬剤師として、胸を張ってください!(笑)早速ですが、まずは薬剤師の「観察力」について教えてください!
- Aさん
- そうですね、調剤中も常に待合室の様子を見るようにしています。たとえばですけど、一包化したものが出てくるのを待ってるときって、患者さんからしたら薬剤師が何もせずボーッとしているように見えるんですよ。
- エース
- ほー、たしかに。待合室の患者さんからは、薬剤師が何もしていないように見えてしまうかも…
- Aさん
- だから、その間を埋めるように、機敏に動きます(笑)特に「こっちは待っているのに」と患者さんが思っていそうなシチュエーションの時はですね。待合室が見えやすい調剤室だと、なおさらかな。
- エース
- その視点はあまりなかったです!待合室の状況も見ながら、患者さんからの見え方にも気を配るわけですね。
- Aさん
- そうですね。昔、先輩に指導されたんですが、白衣を脱いで患者さんとして、待合室に15分間座って観察してみたことがあります。薬剤師がどういう風に見られているかが理解できるようになりましたね。
- エース
- なるほど、客観的に薬局を見るわけですね。それは気づきがあるかも。
- Aさん
- あとは窓の外に新患さんらしき方が来たら、すぐに受付や問診票の準備をするよう心がけています。初めて薬局に来られる方って、病院で渡された薬局のマップを見てキョロキョロしていることが多いんですね。もちろん薬局の立地にもよるとは思うんですが。そのような人を見かけたら、すぐ準備しています。
- エース
- 動きを見て新患さんかどうかを判断されているんですね!
- Aさん
- 少し意識するだけで対応もスムーズですからね。
現場でつかえる
コミュニケーションのコツ!
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