- エリート(司会):
- 続いては成長度ランキングです。成長の定義が難しいですが、「現在の職場でステップアップできると感じているかどうか」「今後の薬剤師に求められる、地域医療を実践できるかどうか」を聞いてみました。


- エリート(司会):
- まずはステップアップについて。地域密着系が高いですね。6割近い人が満足しているようです。
- 地域密着
- 嬉しいですねー!小さな薬局は、FCや独立支援を積極的に行なっているところもあります。あとは常に経営者に近い感覚で働ける、ことも大きいんじゃないかなあ。
- ドラッグストア
- ドラッグストア店長のステップアップの感覚とは、少し性質が違うんだろうね。うらやましい環境だなあ!
- 大手調剤
- 僕ら大手調剤に集まるのはネガティブな人が多いのかな(涙)例えば年功序列だったり、上のポジションの席が少ない、などが要因としてあげられるかもしれないですね。
- 地域密着
- 僕らも小さいゆえの閉塞感はあるけどね。自分がやるしかないからこそ、メンバーにも責任感が生まれることが大きいかも。“いち薬剤師”としての価値を常に問われるよねえ。
- エリート(司会):
- 続いては、教育・研修制度についての質問です。


- ドラッグストア
- ドラッグストアはOTCの情報量は圧倒的、ですよね。TVCMに出る前から新しい薬のことを知ることができるのは、世の中と繋がっているようで楽しい!だけど、教育・研修のような形ではあまり行われていないのが実情かな。
- 大手調剤
- なるほど。僕らも研修はあるけど、会社全体で行うものだったり、eラーンニングだったり、密度が濃い体験は少ないですね。忙しくて受けられないことも多い。
- 地域密着
- 小さいからこそ融通がきくケースはあるよねえ。オーナーに自分で希望すれば外部の研修を受けさせてくれたりね。薬剤師会主催の研修は、良い体験になったなぁ。
- ドラッグストア
- 小さな薬局で、受付回数が月100件もいかないところはMRさんがあまり来ないよね。だから新薬の情報も少ないし、自分が成長しているのか不安になるケースもあるんじゃない?
- 大手調剤
- それはありますね。5000回くらいの受付店舗は、MRさんの売り込みもすごい。僕らはネットワークがあるので大きい店から小さい店へ情報を共有したりしていますよ。
- エリート(司会):
- 次はこれからの薬剤師に求められる「地域医療」という観点でも聞いてみました。






- エリート(司会):
- 在宅医療は地域密着、かかりつけ薬剤師は大手調剤、健康サポート薬局は大手調剤。現在取り組めている結果の1位は、このように出てきました。
- 大手調剤
- 健康サポート薬局は、広い店舗を持つケースがある我々は実践できます。かかりつけ薬剤師も体制を作れる可能性は高いですよね。
- 地域密着
- 僕らは名前からして、すでに地域医療に携わらないといけない存在。在宅医療の実施がナンバー1なのは、当然の結果なんだなあ。
- ドラッグストア
- ドラッグストアは、全てにおいて実施が進んでいない!この結果に納得しちゃいけないけど、その通りだと思います。人が足りないの追いついていないのが現状でしょうね。
- 地域密着
- 地域密着系には、かかりつけ薬剤師の仕事はしていても、申請していない現場もあるとか。加算を取れるのに、あえて取りに行かないお店もあるみたいで、もったいないよねえ。
- 大手調剤
- 会社のパワー不足だと、現場に仕組みを持ち込めないですよね。規模が大きいと配置や体制作りも可能だから、この辺りは僕らが率先していかないといけない課題ですよね。
- ドラッグストア
- ノウハウがない場合は、M&Aなどで統合される中で受け継がれていくのかな。今後は欠かせない地域医療のスキル、現場で経験できるのは大事ですよね!
- エリート(司会):
- それではみなさん、結果は決まりましたでしょうか?
- 3人
- 成長度ランキングの結果は、この順位でお願いします!



- 成長度、1位!嬉しいですねえ。大手調剤のように統一化されていないから、店舗によってだいぶ状況は違うにせよ、成長する可能性を秘めているのが僕らなのかもなあ。
- 僕らは仕組みが整えば強いけど、個人でできる範囲が少ないかもしれません。そういった意味で自ら変化を起こせる存在である、地域密着系の魅力を感じましたね。
- 僕らは現場の業務の中で成長を実感できることは多いけど、未来の薬剤師に求められる地域医療に関しての実践はまだまだ!まずはお店に置いてある健康食品から勉強し直そう!
-
小さな薬局でも、日々の業務、地域医療との関わりから成長できるチャンスがたくさん!地域密着系のオレ薬、日本の未来のために奮起せよ!