Why did you come to Tohoku?

YOUは何しに地方都市へ? 東北編

地方都市で働く薬剤師の生の声をインタビューする
「YOUは何しに地方都市へ?」が始まりました!
普段なかなか知ることのできない
地方薬剤師ライフの魅力に迫ります!

東北地方で働く薬剤師 持丸さん(40歳) x エース
  • 01 YOUは何しに東北へ?
  • 02 東北の震災と薬剤師
  • 03 地方都市で薬剤師をする魅力

03 地方都市で薬剤師をする魅力

地方都市で働く薬剤師に求められること

エース:
貴重なお話ありがとうございます。最後に地方都市で働く薬剤師に求められることをお聞きできればと。都会との違い、持丸さんはどのように感じていますか?
持丸:
私は、ほぼ都会で働いていないので、なんとも言えない部分がありますが(笑)都会からやってくる薬剤師がみんな口にするのは、地方都市の患者さんは優しい人が多いということです。地域の特性なのか、そもそもコミュニケーションの距離が近い人が多いです。そこは都会とは大きく違うんじゃないですかね。患者さんが違う、ということは薬剤師に求められるものも変わりますよね。
エース:
作業ではなく、より人間的なコミュニケーションが求められる?
持丸:
ええ。「あんた、感じいいね」っていうのが、とっかかりとして大事になります。それは、明るいとかニコニコしているとかでもいいし。ちょっとした気遣い、相手を思ってあげる、ちょっと親身になってあげるって言えばいいのかな。患者さんへの心持ちが非常に重要ですね。
エース:
もし、都会で働く薬剤師がこちらへきたら、コミュニケーションの質が変わりますか?
持丸:
こちらの薬剤師たちが、患者さんとすごく親しげに話したりしているのを横で見ていたら自然と変わるでしょうね。患者さんとも、顔も名前も段々お互いに覚えてもらっていくので、あとは本人が一歩踏み出せばなんてことないです。患者さんが優しいと言いましたがコミュニケーションを拒絶する患者さんて、地方都市にはあまりいないんですね。だから変に自分から壁を作っちゃうほうが、もったいないです、ここでは。
エース:
かかりつけ薬剤師・在宅医療などは、これからの薬剤師に必須と言われています。高齢者が多い地域では、やはりニーズがあるのでしょうか?
持丸:
もちろん都会でもあると思いますが、やはり地方都市のニーズは高いですよね。会津でも在宅の患者さんを担当しました。患者さんとの会話は、いつも薬と関係ないことの方が時間が長かったですね。そのお家のことだったり、困ってることや考え方とか、そういうコミュニケーションができるのは都会で働くのと大きく違うことでしょうか。患者さんは、仲がいいって言ったら変だけど、家族の一員みたいな感じになりますよね。
持丸:
在宅で回っているときに、高齢の患者さんからよく頼まれごとをしました。地方自治体が介護に必要なものを補助してくれる医療券というものを患者さんから私に預けられるんです。いつ使うんだろう?と思っていたら、ある日「今日は薬と一緒に、オムツと薬を飲みやすくするものを買ってきてくれる?」と電話がくるんです。私が向かう途中に売ってるお店があるのを、しっかりわかってるんですよね(笑)「悪いけどお願いできるかい」「はい、いいですよ」って。しょっちゅうではないですが、信頼関係がなければお願いされなかったかもしれません。

若手薬剤師は、地方都市でこそ学べる

エース:
はー、すごい。やっぱり患者さんとの関係性が都会とは違ってだいぶ深くなりますね。
持丸:
そうですね、あまり個人に立ち入りたくないタイプには向いてないかもしれませんが、ちゃんとやりたいと思ったら、むしろやれる環境はいっぱいあるのかな。
エース:
いまの若者たちは深いコミュニケーションが苦手だ、なんて声を薬剤師さんからも聞きますが、どうでしょうか?
持丸:
今も昔も薬剤師はそういう人種じゃないですか(笑)うちの若い子は結構、在宅やりたいですという声が多い。これから求められる、今のままじゃダメだ、というのはみんな知っていることなので、自身の経験の中でやっておきたいと。とても意欲的ですよね。
エース:
ご自身も若手の時からやられていたことだから、大変さもわかりますよね。
持丸:
もちろん、都会から来たり、特に若手だったりすると、薬剤師として求められることが少し違うので最初は戸惑うこともあります。いいこと悪いこと、いろんな経験をすると思うんですけど、多分やりがいはすごく感じられるんじゃないかな。
エース:
ありがとうございます。地方都市で薬剤師をする魅力が色々お聞きできました。最後に「地方都市で働いてみたい!」と思っている薬剤師さんに何かメッセージをいただけますか?
持丸:
患者さんと密にコミュニケーションをとり、地域でサポートすること、僕の若い頃はそこまで言われなかったですが、今後の薬剤師にはより求められますよね。地方都市なら、より現実味を持って体験できるかもしれません。今は流通も発達して生活も全然不便じゃないし、最初に話しましたが、お金も貯まりますし(笑)薬剤師は免許さえあればどこでも働けるのが強みなので、これから地方都市で働くのも良いと思います。
エース:
持丸さん、今日は本当にありがとうございました!
持丸:
はい、ありがとうございました。

東北地方で働く薬剤師の魅力!

地方都市で働く魅力は、お金も溜まる・患者さんが優しい・在宅医療も体験できるなど、若手薬剤師にもオススメの環境という話が印象的でした。新たなチャレンジをしてみたいと思ったオトコ薬剤師は、東北エリアおすすめ求人情報をチェック!

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YOUは何しに東北へ?

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